閉じこもるインターネット イーライ・パリサー
タイトルには書いてないけどフィルターバブルの話。
概要は最後にある「訳者あとがき」でだいたい分かる。
検索結果や広告がどんどんパーソナライズされることで人によって見ているものが違ってくるし好みのものだけループしがちでセレンディピティが無くなるしそもそも機械が自分のことをどう判定してるのかわからないけどそれにも気づけないし怖いよねって話。
ユーザー側としては対処の方法があんまりないんじゃ・・・という感想。
自分でつくるセーフティネット 佐々木俊尚
今後のIT社会をどう生きるか、という本。
facebookなんかで役に立つ情報を発信して信頼を積み上げて清く正しく生きる、というのが答え。
印象に残ったのは73ページあたりの
「”個人情報を公開したらいらない広告が送られてくる!”って言うけど、むしろ低所得などを理由に”あなたに興味ないから情報上げませんよ”のほうが怖い」って感じのくだり。
「丸の内や銀座を歩いてもマックやドンキやマツキヨの広告しか目に入らない」って例えがめっちゃ分かりやすくて怖い。
読んでて面白かったけどためになるかは行動次第。
銀齢の果て 筒井康隆
政府の定めた法律で、町内の70歳以上の老人たちがバトルロイヤル!はたして勝ち残るのは誰なのか!?という話。
普通に面白い。バトルの決着も良かった。
図書館に返すついでにまた本を借りてこようか悩む。1冊くらいだと返しに行くのが面倒くさいし。たくさん借りると読めないし。