ずっと積んでいたFF13。まとまった時間ができたのでやっとプレイした。
総プレイ時間は50時間くらい。後半は攻略をみたけど前半からみてればもう少し早かったと思う。
昔はネットで「ルシのファルシがコクーンでパージ」みたいに専門用語(?)がネタにされていた作品。プレイしないでそういう印象だけ持っているのはどうかな…と思っていたけど実際プレイしてみると普通にひどかった。
上の「ルシのファルシがコクーンでパージ」あたりは実際プレイすると全然わかる。でもそれ以前にシナリオがひどい。
序盤のあらすじを簡単に言うと、
空中都市コクーンに下界からの侵入者発生、関わった可能性のある街の住人全員を下界へパージ(隔離)措置、しかし実は下界送りは嘘で単なる処刑だった。という状況で、
妹セラを助けに行くライトニング、セラと婚約していて同じく助けに向かうスノウ、スノウのせいで母親が死んだと逆恨みしている少年ホープ、目的を隠してついてくるサッズ、実は下界人なのを隠しているのがバレバレなヴァニラ、その友達のファング(中盤で加入)、このメンバーなんだけど。
序盤からキャラクターに感情移入できない。6人メインキャラがいるうちの半数が嫌。
キャラ
目的がはっきりしているライトニングとスノウ。
ライトニングはまだいいんだ。妹を助けに行くって理由はわかるし迷わずずんずん突き進むし。中盤「これじゃダメなんだ!」とか言い出すけど。
スノウはうざい。いちいち義姉さん義姉さん言ってウザがられたりヒーローだの何だの言うけど実力が伴ってなかったり。セラがめっちゃ若く見えるせいでロリコンっぽく見えるし。ライトニングがスノウをビンタするシーンが一番この作品で感情移入できたポイントかもしれない。
ホープは一番まし。スノウのウザさのおかげで嫌う理由もわかるし逆恨みだって自分でもわかっててちゃんと物語中で解決されるし。
サッズはこの世界における一般人、常識人みたいな解説してくれる役割だけどそれゆえ印象が薄い。いつも文句を言っているイメージ。
ヴァニラがなあ…ひどくてなあ…。
序盤はしつこいくらい「そんなに下界が憎いの?」サッズ「そりゃそうだろ」みたいなやり取りを繰り返すし。
物語の要所要所で流れる、過去を振り返ったようなナレーションがヴァニラの言葉なんだけど正体隠しているやつに「このときこうだったんだね」とか言われても困る。せめて正体明かして中盤くらいからだったら。
ファングは途中から加入するんだけど最初はただのゲストキャラかと思ってた。他のキャラとの絡みが薄いので相対的にまし。
最終的には「ホープ、ライトニング、ファング」でプレイしてた。残りのメンバーウザくて…。
ストーリー
印象に残っているのは会話のひどさ。
いわゆる「気の利いた言い回し」を失敗しまくってる感がある。「〇〇ではない、〇〇なのだ」とか。やたら奇跡とか連呼する。「奇跡か?」「これはなんて奇跡だ?」「倒せば〇〇に会えるって奇跡だ」「奇跡はうちらの得意技だ」とか。食傷気味。
会話が苦痛なせいで話が頭に入ってこない。
あと作中の設定もよくわからん。ファルシの力加減とかどれくらいいるのかとか。烙印があまり使われないとか。騎兵隊にオーファンを倒させない理由とか。作者の頭の中で全部進んでそうな感じ。
レインズやら騎兵隊やらもぽっと出な印象。
ムービー
映像がきれいならいいんじゃないの?と思うかもしれないけど。
アクション系のムービーシーンは「ずっと画面を揺らしまくる&画面がごちゃごちゃしている&早すぎて何を見せたいのかわからない」のコンボで何してるのかわからない。むしろ酔いそうなので目線を外していた。そのせいでまた話がわからなくなる。
システム
バトルのオプティマはまあ良いよね。味方が弱体かけてくれなかったり補助魔法でヘイスト後回しにしたりするけど。
ラスダンの雑魚はウザかった。スモーク類ほとんど使ってなかったからそれで乗り切った。
ていうかスモークもうちょい多くても良かったんじゃ…。
武器やアクセサリの改造はするけど解体は使わなかった。
成長システムのクリスタリウムは基本一本道で操作性とかあんまり・・・。10のスフィア盤のほうが良かった気がする。
あと移動中のカメラ操作がいまいちだった。
最後に
最終的な印象としては「FF7以降の文句言われてたところを煮詰めて作ったようなゲーム」。
一応プレイしておきたい、という理由だけでプレイ続行していた。
13-2とかはやる気が起きない。15はちょっとやりたい。
音楽は良かったかな。